・予定60分

制作に入る前から緊張でクタクタの私。

▼初めてのフラワーアレンジメント体験(前編)の記事はこちらから
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材料もみんな統一、ワンセクションごとに進んでいくようなので
何とか頑張っていきます。

今回のフラワーアレンジメントの大きなテーマは2点。
・ダリアやピオニーに装飾のキラキラがあしらわれた人工的なものと
リアルな質感にこだわったこ胡蝶蘭。
人工的⇔リアルの対称を楽しむ。

・黒竹やフレーム、和服のはぎれなどの小物を使ってお正月感を演出する。

胡蝶蘭は見た目の精巧さはもちろん、触った時の質感やしっとり具合がまるで生花のようです。
ダリアとピオニーは縁取りにゴールドがあしらわれたり
めしべ・おしべの部分がスパンコールになっていたりしてとてもキレイです。
ダリアは1年を通して人気のお花で、髪飾りやドレスの装飾に使うことが多いです。

木目が見える樹脂加工がほどこされたうつわの中には
アレンジフォームという、お花を挿していく発泡スチロールの硬いようなものが
入っています。

このうつわは、フラワーアレンジメントが飽きてしまったら
水を入れて生花を飾って楽しむことができます。

ペンチはお花の茎の部分を切るのに使用します。
ボンドにちょんちょんしてからアレンジフォームに挿します。

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作業の流れはこのように進んでいきました。

・主役のダリアとピオニーを挿す

・黒竹を挿す

・梅を挿す

・ネリネ、菊、竹、松、南天で隙間を埋めていく

・小物を飾る

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材料は同じでも、この時点でだいぶ個性が出ます。
それぞれのお花をどこの位置に持っていくかで印象は大きく変わります。
黒竹を挿す作業が一番頭を使いました。
全体のテーマを大きく左右すると感じたからです。
私は、縦長のイメージで挿しましたが、横に使う人もいたりひし形に組んでいる人もいました。

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松竹梅が全て揃っていてなんとも縁起のよいカンジですね。
そして今回のフラワーアレンジメントには菊が入ります。

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菊は、葬式に使われることがあるので何となく縁起の悪いイメージがありました。
初めて知りましたが、菊の花の下の花びらが垂れさがっているものはお祝い事にも使えるそうです。
赤い菊の花言葉は「あなたを愛しています」ほほーなんだか照れるな。

お花それぞれに意味や特徴があって面白いです。
梅と松は、挿す前に手で曲げてしなりを作り、本物により似せて挿しました。

家のどこに飾りたいか、どこの位置からお客さんに見てもらいたいか
それを意識して作っていくように何度も言われました。

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私は横から見ても美しい形を意識して作りました。
鮮やかな色をこちら側に集中して挿してみました。

最後に小物をあしらって終了。
フレームに和服のはぎれをつけたものを中央に持ってきました。
ここに鶴や賀正・正月などと書かれた札を置くのも素敵ですね。
ちなみに最近の流行りは凧を2本挿したアレンジだそうです。

生徒さん同士のお披露目会を含めて2時間半の講座。
集中し過ぎて、魂抜かれました。

私が初めてのフラワーアレンジメント体験で勉強になったこと。
それは、お花を挿すという技術的な事よりも季節感を大切にし、行事を丁寧に楽しむこと。
自分の家に、そういうお花を飾る空間を作ってお客様をもてなすこと。
先生が教えてくれた、気持ちの部分が一番胸に響きました。
私もこの気持ちを忘れずに、これからの生活を過ごしていきたいと思います。

そうそう・・・自分で作った作品が一番素敵に見えました(笑)

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先生の作品と次回の講座のお知らせです。
丁寧なご指導ありがとうございました!!

予定を25分オーバーして終了します。