いよいよきりたんぽ作り。
「きりたんぽ」は秋田の県産米「あきたこまち」で作り、
きりたんぽ鍋は秋田の地鶏「比内地鶏」で出汁をとり、具材としても比内地鶏のお肉が入ります。

拘ったらきりがない、今手に入るもので限りなく本物に近づけてみます。
手元にあったお米が偶然にも秋田県産米の「ひとめぼれ」。

きりたんぽを12本作る予定で炊いたお米は4合。
水かげんは固めでも柔らかめでもなく、炊飯器の線ぴったりで炊き上げました。

炊き立てのお米をすり鉢で潰します。
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7割程度つぶして3割程度お米の粒が残る位がベスト。
潰しが足りないと、後の作業がやり辛くなって鍋にした時にきりたんぽが崩れるそうです。
でも潰し過ぎるとべちゃべちゃして美味しくないそうです。
加減が難しそうですが、やってみます。

お米が潰れてくると、お餅の様になってきます。
潰している棒からお米が離れなくなってくるので、棒を塩水で湿らせて潰してを繰り返します。

手を塩水で濡らして、潰したお米をまん丸に丸めます。
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あまりギュッとする必要はないそうですが、ここで綺麗に丸めた方が串に刺した時、きれいに仕上がるそうです。

丸めたお米を測ってみると約200グラム。
通常のきりたんぽの大きさは約100グラムです。

バーベキュー用の串と菜箸できりたんぽを焼く事にしたのですが、串は45センチ。
串の大きさに合わせて通常の2倍の大きさ200グラムのお米で、1本のきりたんぽを作ります。
これが失敗だという事に、この時はまだ全く気づきません。

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まん丸に丸めたお米を上手に棒につけて、出来栄えに満足。

次々作っていきます。
すり鉢の大きさが小さめで200グラム1本分づつのお米しか潰せません。
1個分潰すのに10分位かかってしまうので、大きなすり鉢があれば時間短縮できるかもしれないです。

そしてきりたんぽ作りをし始めて1時間10分、後半にさしかかった頃失敗に気づきます。
1本のきりたんぽの大きさが大きすぎて、当初の予定の14本が作れない!
既にでき上ったきりたんぽは5本。
串から抜いて半分にカットしようと思い、やってみましたが時すでに遅し。
焼いていないお米のままの、きりたんぽは柔らかくで串から抜けません。
諦めて残りのお米できりたんぽを作ります。
結局できたのは全部で7本。半分の量で作ってたらちょうど14本だったのに。
でも7本でもお鍋は囲めるはず!と前向きに考える事にします。

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時間はかかってしまったけど、1本づつしか作れなくて気づいた良かった事。
お米の潰し加減で棒にお米を巻く時に、きりたんぽが割れやすかったり上手に巻けたりするという事。
棒に巻く時のお米がばらけそうになった時、今回のは潰し足りなかったから次はもう少し潰してみよう、
と試行錯誤して後半は大分見た目は、綺麗にできたと思います。

後はお鍋に入れて崩れなければ大成功。
明日はいよいよ囲炉裏ふうきりたんぽ鍋作りです。